「へー、カラフルでオシャレで映えそー!…お買い物ついでに行ってみない?…キャピキャピ…」ボルダリングをなめとんかと。
社会人になってボルダリング(フリークライミング)はじめ、はや5年。
週4日クライミングジム通いのボルダリング奴隷と化したわたくしめがボルダリングとダイエットについて暴露しよう。
タイトルでも書いたように、ボルダリングはダイエットに向いたスポーツでは断じてない!
「ふざけんな、あいつよりも登りたい!!」という強い信念が「脂肪なぞ登るために1ナノたりとも必要がないんじゃあああ!」という強い思いから日頃の行いが変わっていった結果、体重が減るのである。
ボルダリングのカロリー消費量はウォーキング以下
いいぜ!
メディアやダイエッターがボルダリングは”ダイエット”、”痩せる!”と書き散らすってんなら!
まずはそのふざけた幻想をぶち壊す!!
ボルダリングの消費カロリーを計算したところ、1日の消費カロリーはたったの「210kcal(※)」
※ロッククライミングのカロリー計算「条件:体重50kg、運動30分で算出」 https://www.papy.in/undou_karori/123.html
※ロッククライミングは(短距離走のように断続した運動として30分間行うことができない)高運動強度の為、3分運動し12分休みを120分繰り返した想定で算出。
ウォーキングの消費カロリーは「420kcal(※)」。
なんと2倍もの消費カロリーの差があるのだ。
※通勤や通学(歩行)のカロリー計算「条件:体重50kg、運動120分で算出」 https://www.papy.in/undou_karori/076.html
※ウォーキングは継続して行うことが多い運動強度が低い為、120分のうち断続した運動として算出。
スタバの休憩でお釣りがくる現実
あなたがボルダリングジムに来る前に、映えな休日を演出するためにスタバで飲んだバニラ クリーム フラペチーノ®(Size:Tall 262kcal)でもお釣りが来るんだぜ?
ボルダリングジムに2~3時間いたとしても、壁によじ登っている時間はせいぜい30分程度、その程度の消費カロリーしか望めないのだ。
残念ながら、フラペチーノを片手に友達と恋バナをしながら歩いてショッピングするほうがダイエットには良いのだ。
「ボルダリングは個人競技☆マイペースにガンバろう(はぁと」そんな可愛いものじゃない!
ボルダリングは一見、個人競技のように見える…が、実はジムで登るとそうはいかない。
一緒に来た友達、ジムにいる同年代の子、初老の男性…
お世辞にも自分より運動ができそうにないタイプの人が目の前で壁がガツガツ登っていくのである。
情けないく腕や足をプルプル痙攣させて自分が登れなかった課題を小学生くらいの子どもが”スィ~イ、スィスィ~イ”っと、自分の庭を歩き回るように登るのである。
二足歩行を覚えたばかりの2歳児にでもなった気分である。
例えば、50m走や腕相撲であれば圧勝できる自分がなぜできないのか…
驚きと恥ずかしさと少しの尊敬で頭の中がグルグルする。
そのような状況下になると、一緒に来た友達には負けまい!今日始めたばかりのあの子には負けまい!と競争意識が芽生えてしまう。
「ボルダリングなら女子ひとりでマイペースでできる☆キラッ」などと妄想広告フレーズを頭の隅から消し去り、なりふり構わず必死こいて次のホールドを掴みたくなるものである。
ボルダリングは全身運動で無酸素運動であり、次の日はバッキバキッである
前節で書いたように、なりふり構わず登ったあと、更衣室で異変に気づく。
「スマホの電源ボタンが、ォ…押せない!」
そして、帰路の頭の中で「こんなに真剣に遊んだのは、小学校の遊具以来ではないかと…」とふと思う。
次の日は全身強い筋肉痛で日常生活にも支障をきたすレベルに身体が痛み、お昼ご飯の時には一緒にジムに行った友達に「筋肉痛のヤバさ」をLINEで報告し合うのである。
実はボルダリングで使う筋肉は日常生活で使う筋肉とさほど変わらない。
ボルダリング(フリークライミング)は登山スタイルの一種なので、全身を使い前進(登頂)を目指すものである。
ホールド(カラフルな突起物)を手足を使って進むの場合、身体の全ての筋肉(上半身、下半身)を使い進む。
その際に日常生活ではかからない負荷が筋肉(特に腕、背中、腹筋、ふくらはぎ)にかかり尋常ではない筋肉痛に襲われる。
負けるものか!次はできる!なんでできないんだ!がボルダリング奴隷への一歩
はじめてのジムから数日経ち、激しい筋肉痛が穏やかになっていくにつれ、ボルダリングをしたあの日を思い出す。
「なぜあの課題は登れなかったのか」、「あそこで足を先にあげてみたらどうなのか」など、と妄想しはじめたら、ボルダリング奴隷への一歩を踏み出した証拠である。
団体競技や対人スポーツであれば、相手が強かったんだ、チームメンバーが下手くそだったから…と色々テキトーな言い訳が浮かび、諦めが付くのだが、コテンパンにやられて原因は自分にしかなく、自分よりもひ弱であろう人たちが登っているあの壁を思い出してしまう。
はじめは月に2回ほど行っていたのだが、気づけば週1回になり…と取り憑かれたようにジムに通ってしまうという人が多いのも頷ける。
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まとめ
タイトルと冒頭で「ボルダリングはダイエットに向かない」とバッサリ切ってしまったが、持続的に続けるのであればダイエット効果はある。
自重とはいえ無酸素運動なのでボルダリングをすればするほど筋肉が付き、基礎代謝があがりダイエット効果をもたらしてくれる。
ダイエットに最適なスポーツではなくとも、友達に負けるか!あの人に勝ちたい!というモチベーションが断続的にやってくるアクティビティである。
無我夢中に遊ぶことができるボルダリングは継続的に続けることができ、フィットネス効果もあるといえる。